ザ・ガーデン THE GARDEN : ザ・ガーデンの詩

ザ・ガーデン THE GARDEN :
ザ・ガーデンの詩

1990/イギリス・日本・ドイツ/85分/カラー/35mm/1:1,66/日本語字幕
※ご利用の前に
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ザ・ガーデンの詩

ザ・ガーデンの詩

「ザ・ガーデン」
詩:デレク・ジャーマン

天はさらさらと崩れた 千の太陽より熱い炎が
ひばりの歌声をのみつくした永劫の歴史はここに終わり
粉々に砕けたカオスの彼方へ帰っていった
だからもう始まりも終わももないんだ
死亡記事も長期の審判の必要もない

発電所は時間通りに始業のチャイムを鳴らす
浜辺に立ち並びブンブン音をたてて
フィッシュ・アンド・チップスを揚げている
日暮に渡しは 川岸の向こうから流れてきた超えを聞いた
「通行車にエックス線の手荷物検査にご協力下さい・・・・」
「検査は三回行われます・・・・・・」
なるはど静かな一日だ

私は核のお茶を入れ
入江に迫る嵐にそなえて塀を修理した
九時半にやっと リッドの教会のむこうに日が落ちる
紫羅欄花が夜風に香る

十時私はランタンを灯す 青灰色の堀の壁に
明るいピンク色の蛾がちらちら光る 私は本のページをぺらぺらめくり
子象のように咳をする

私は庭を歩く 死んだ友達の手をとりながら
霜に被われた私の世代に 老いはあっというまに訪れ
冷たく冷たく冷たくなった 静かに死んだ

私はもう言葉もない 私の震える手では
この怒りを表わせない ただ悲しみだけがある
もう言葉はない
冷たく冷たく冷たくなって おまえも静かに死んだ

朝四時につながれた手 街の地下深く おまえは眠っている
甘く芳しい詩を聞くこともない
冷たく冷たくなった 静かに死んだ

マシューはマークとファックし マークはルークと
ルークはジョンと今私が横になっているこの寝台で寝た
どうかこの詩をうたいながら もう一度
私の指に触れておくれ
冷たく冷たく冷たくなって 私たちは静かに死ぬ

私たち紫羅欄花 薔薇 青スミレ
朽ちた果てた美しき庭よ
来年 また咲きますように
冷たく冷たく冷たくなって 私は静かに死ぬ

おやすみ 少年たち
おやすみ ジョニー
おやすみ おやすみ

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